新卒の会社の上司が最悪だった話【無能上司の特徴と合わない時の対処法を紹介!】

新卒入社後の時期に必ず話題になるのが、「部署ガチャ」「上司ガチャ」など、いわゆる「配属ガチャ」問題です。

新卒で総合職として入社すると、配属先は会社の人事に委ねられることになります。もちろん上司も選ぶことはできませんよね。

新卒入社時の上司は初めての社会人生活でお手本のような存在になるわけですから、上司の人間性は非常に重要だと考えます。下手したらその上司の考え方や行動が、そのあとの社会人生活をずっと縛っていくことになるかもしれません。

私は上司が原因で新卒入社した会社を1年で辞めました。そしてその後社会人生活を数年続けてきて、改めて当時の上司は本当にお手本のようなクズだったと思いますし、そんな上司が原因で思い悩んだ日々はもったいなかったなと感じています。

そこで、この記事ではそんな上司のことを振り返りながら、どのように対処すべきだったかを整理したいと思います。

当時は理不尽なことも自分が悪いと責めて悩むことがたくさんあったのですが、今では全部上司が悪かったと心から思います。

上司の無能ポイント5選

私はその後何度か転職をして色々な上司のもとについてきましたが、新卒時の上司は際立って無能でした。特に私が最悪だったと思う点は以下です。

①言い返したり反論してこない社員にだけ強く出る

相手によって態度を変える人間はどんな職場にでもいるのですが、上司という責任ある立場の人間が、部下によって態度を変えるのは問題です。いわゆるえこひいきをするわけですから、いい年した大人が自分の立場をわきまえずに行えるものではありません。

無能な上司は、自分が言いやすい人にだけ強く言ったり、注意したりします。部下に反論され言い負かされると自分の立場がないので、言い返してくることのなさそうな、おとなしい社員や社歴が浅く立場の弱い社員、とりわけ新卒社員はそのターゲットとなってしまいやすいです。

私もまんまとそのターゲットにされ、上司が自分が言いづらい他の社員への伝言を私に言わせたり、上司が苦手な社員との業務はすべて私に押し付けられたりしていました。控えめに言って最低ですね。

②部下の業務すべてを自分の裁量化に置く

部下に一切の裁量を与えず、部下の行動から業務やその順番、業務ごとにかける時間と残業の有無まで、すべてを自分の監視下に置こうとする上司がいます。

こうした上司はアルバイトしか部下を持ったことのないなんちゃってマネージャーに多いです。アルバイトの業務責任は上司的立場にある正社員が負っていくことになるので、その業務管理をしなければならないのは当然です。

しかし、正社員の場合、ある程度の研修や育成期間が終われば、自分の裁量で、与えられた役割の業務をこなしていきますよね。そうしなければとても費用対効果の割りが合いませんし、正社員自身の判断力や思考力の醸成を妨げることにもなります。

こうした事情を考慮せず自分のことしか考えない無能上司は、部下を自分の思い通りに動かせる都合のいいコマくらいにしか思っていないため、あらゆることを自分の管理下においてコントロールしてこようとします。

私の新卒時の上司は、5人の部下全員の1日の業務スケジュールを事細かに作成し(何時~何時までこの業務をする、など)、1日の終わりにはその日の業務をすべて報告させ、残業の有無もすべて上司が決めていました(会社として残業時間に対する制限や規定を設けているわけではありませんでした)。

結果的に1年半後にはその上司の部下全員が辞めて、その上司のもとにはアルバイトしか入れないことになりました。

③社員の給料を口外する

この辺は職場の文化にもよると思うのですが、一般的に自分の給料は同僚には明かさないですよね。

職場の文化で、「自分はいくらもらっている」とオープンにする場合もあるようですが、あくまで自分の給料を自分で言うから成り立つカルチャーであって、決して他人の給料を勝手に言ってしまっていいというものではないと思います。

もちろん職場のうわさや陰口レベルで「あの人いくらもらってるらしいよ」というような話はいくらでもありますよね。しかしそれを、上司という責任のある立場の人間が勝手に口外して良いわけなどありません。

無能な上司はその辺の責任意識が欠けているので、「あいつはいくら貰っているのに全然使えない」とか平気で言います。デリカシーないという次元ではありませんね。コンプライアンスを完全無視しています。

私の新卒時の上司もよく「〇〇は月何万円も貰っているから。」「〇〇は月何万円分の働きしかしていない給料泥棒」などとよく偉そうにぬかしていました。営業部門でもないのに何とぼけたこと言ってんだって感じでした。一番使えないのは自分という事実には気づいていなかったのです。

④部下の陰口を言う

上司で最もやってはいけない行動の1つは部下の陰口を言うことだと思います。部下と上司の信頼関係は破綻しますし、モチベーションが下がって生産性が落ちますよね。

こうした業務や組織を俯瞰的に見渡すことのできない視野の狭い無能上司は、自分の感情のことしか考えていないため、何か気に入らないことがあれば平気で他人のせいにしたり自己保身のためにその場にいない部下の悪口を言います。

そんな話をされた側の気持ちとしてはただ1つなのです。「どうせこいつ、俺がいないときにも同じように俺の悪口言ってんだろうなー」

私の新卒時の上司は息を吐くように部下の陰口を言う人でした。とても意地悪な口調で、顔にもその生き様がよく出ていました。もちろんみんなその上司のことは大嫌いで、誰からも慕われないある意味可哀そうな人でした。

⑤根拠のない人格否定をしてくる

そもそも根拠があろうがなかろうが人格否定は人としてならない行為ではありますが、無能上司はとりわけ根拠のない自分の狭い価値観での人格否定をしてきます。

最も代表的なのは「お前は他の部署に行ったらこんなんじゃ許されない」とか、「お前は他の会社じゃ通用しない」系です。

このような何の根拠もないことを堂々と言えるのだから笑えます。自分が無知で世間知らずというプラカードを掲げながら歩いているようなものです。

そもそもあなたは世の中にあるすべての会社とすべての仕事を経験したことがあるんですか?せいぜい2、3社しか経験したことのないような人間が何を世の中のすべてを知ったようなこと言ってるんでしょうね。

ちなみに私の新卒時の上司もこれをよく言ってました。手を変え品を変え週1くらいの頻度でこれ系の人格否定をされたと思います。40いくつのおじさんが、20も年下の新卒社会人にこんなことよく恥ずかしげもなく言えていたものだと、今になって情けなく思い出します。

無能上司への対処法4選

ではこうした無能上司のもとへ配属されてしまったどうしたらいいのでしょうか。私が当時を振り返って思う4つの対処法を紹介します。

①「合わない」のではなく「上司が無能」ということを肝に銘じる

新卒時だと加減がわからないので、「そうはいっても自分に非はあるし…」「自分と上司が合わないだけかも」と、「合わない」という言葉で片付けて理不尽な状況を諦めてしまうかもしてません。

しかし、そもそも新卒社会人がそういった悩みを抱いたり、理不尽に感じて不満を抱くことがあるのであれば、それはそのような状況を作り上げている上司の責任なのです。

部下に仕事を振る時はその必要性や利害関係者への影響を納得できるように説明したうえで仕事を頼む。部下の業務管理をするのであればなぜそういった管理が必要なのか、背景や理由を説明する。新卒社会人にこのような「納得のできる説明」をできていない時点で、上司として能力不足ですし、不適格です。

そのためあなたが負い目に感じる必要は一切ないのです。毅然とした態度で上司に接するように心がけましょう。

②上司への期待をすべて捨てる

心優しいあなたは、もしかしたら上司に「話せばわかってくれるかも」「状況が変わればよくなるかも」と上司へ微かな期待を抱いてしまうこともあるかもしてません。

しかし、こうした無能上司は相手の気持ちを汲み取ったり、気遣いをすることができないので一切変わることはありません。また、彼らは無駄にプライドが高いので、いくら正論であっても部下の意見を聞き入れることなどありません。

変わることのない上司に無駄な期待をしてしまうと、期待が裏切られたときに心をすり減らしてしまいますよね。無駄な心労の増加を避けるためにも上司への期待はすべて捨てましょう。

③相談窓口があれば通報する

社内にコンプライアンス関係の相談窓口が設けられていれば迷わず相談しましょう。こうした無能上司は職場の生産性が下がるだけではなく、大量の退職者を生み出す会社にとって害悪な存在です。その後会社が動くかどうかは別として、とにかく通報できるものは通報しておきましょう。

また、上司のさらに立場が上の存在がいればそうした人に相談するのも良いです。上司の発言はできるだけ録音に残したり、理不尽な業務指示等は記録に残して証拠として持っていきましょう。

④転職活動をする

転職情報を収集したり、転職活動を実際にやってみてその職場以外の選択肢を探っておくことも大事です。

今自分がいる職場以外にも選択肢はいくらでもあるのだと知ると、いつでもこんな職場辞めてやるという心の余裕が持てるようになります。上司の身勝手な言動にも強気に出られるようになるので、立場を逆転させることもできるかもしれません。こうした無能上司にはきちんと現実をわからせてやりましょう。

第二新卒におすすめの転職エージェントはこちら↓

まとめ:無能上司のせいで悩むのはもったいない!

以上、新卒で無能上司のもとに配属されてしまったときの体験談を交えながら、特徴や対処法について相談してきました。

無能上司へは毅然と接して、然るべき対応を取って、あとは無駄に抱え込まない・悩まないことが何よりも重要です。あなたの悩みが少しでも解消されたら幸いです。

サイト運営者について
社不ねっと.com

独身アラサー男子。社会人歴7年目にしてすでに5社目という転職回数を誇るも、人に語れる経歴や実績は何1つありません。過去には適応障害と診断されたこともありますが、他人に認めてもらうことを諦めた結果、それなりに楽しく暮らしています。

社不ねっと.comをフォローする
私が体験したブラック企業
シェアする
仕事辞めたい人を応援するブログ powered by 社不ねっと
タイトルとURLをコピーしました