転職活動中の皆さん、お疲れ様です。
転職活動をしているとどうしても嫌な面接官や失礼な企業に出会うことがありますよね。SNSで何かと炎上しがちなこのご時世、以前に比べれば圧迫面接という言葉も聞かなくなりましたが、リスクヘッジのできない面接官はいまだに応募者の感情を逆なでするような発言をしてくることがあります。
言われた内容やその態度によっては面接後もイライラを引きずります。私はこれまで新卒就活時も含めれば通算100回以上の面接を受けてきましたが、数々のイラっとする質問を受けてきました。
今回はその中でも心に残っているムカついたことを紹介したいと思います。
皆さんの面接イライラエピソードもこちらより随時募集中です!
失礼な面接の根幹には面接官のマウントがある
面接官の失礼な発言は、相手を見定める質問にとどまらず、面接官が自分の自己顕示欲を満たすための余計な一言が付け足されることが多いと思います。
つまり面接官が自分の優位性を示すために面接という場が利用されているわけです。普段よほど満たされない可哀そうな生活を送っているのでしょう。
書類選考で落とせばいいのに…
まだ入社して半年くらいじゃろ?それで会社の何がわかるんだ?
私が新卒入社9ヶ月目に受けた小さい町工場みたいな会社の面接で言われました。何を作ってる工場だったか忘れましたが、THE・モノ作りみたいな工場で、代々家族経営みたいな地元密着の会社でした。
中途採用にしては珍しく合同面接で、同い年の女性と私の2名だったのですが、明らかに女性に対する態度と私に対する態度が異なっていて、あぁ、古いな~と思っていた時に私の履歴書を見た面接官からの一言でした。
まだ入社して半年くらいしか経ってないのは書類選考でわかっていたはずなので、わざわざ面接で高圧的に疑問をぶつけてきた点にイラっとしました。明らかに憂さ晴らしというかマウントを取るかのような態度でした。貴重な休日の時間と交通費を無駄にした日でした。
ブラックを隠さないスタイル
固定残業代つけてる分の時間は必ず働いてほしい
固定残業代とは、毎月の基本給に加えみなし残業として一定時間分までは働いても働かなくても給与を支給するという制度のことです。
企業側にとっては給与計算の手間が減ったり、人件費の見通しが立てやすくなるメリットがあるわけで、基本的にはその時間分の労働を強制する趣旨で取り入れられる制度ではありません。
この企業では、固定残業代が40時間ついていたのですが、それを加味しても給料は安かったです(固定残業入れて月23万くらい)。安月給にもかかわらず、あろうことか固定残業分は必ず働けと言ってくるのです。それでは単純に労働時間が1日10時間で低賃金の粗悪求人ということになります。
しかし面接でそれを言ってくるだけまだましだったかもしれません。「先輩には礼儀ある態度で接すること」とか「仕事を教えてあげるんだから会社に尽くすこと」だとか、地雷を自ら見せてくるスタイルの面接でした。もちろん辞退しました。
届いたスカウト経由にも関わらず
資格勉強と実務は全く別物なんです。経理の経験はないですよね?
これはとある転職サイトでプレミアムスカウトを送ってきた企業の面接で言われた一言です。自分からアプローチをしてきたにも関わらず、このマウント発言には思わず息をのみました。
別に私が面接で資格をアピールしたわけでもないばかりか資格に触れることすらしなかったのですが、履歴書の資格欄を見てわざわざ実務には使えないなどと言ってくる当たり屋もびっくりの過激派です。何かしらのコンプレックスを刺激してしまったのでしょうか?そもそも経理の経験が必要ならなぜわざわざプレミアムスカウトを送ってきたのか?今でも腑に落ちません。
コンサルという職業ならでは
高校から比べると大学の偏差値がだいぶ落ちているけど、これは勉強をさぼったということ?
私が新卒入社1年ほどの時に受けたITコンサルタントの企業の面接で言われました。面接冒頭に自己紹介もほどほどにこれをぶっこんできたのには面喰いました。
コンサルタントという職業柄なのか、自分のリサーチ力を見せつけたかったのでしょうか。わざわざ応募者の高校や大学の偏差値を調べて、それを自分の勝手な推測で理由まで考察するなんて、よほど暇なお仕事なのでしょう。
その他にも数々の失礼なマウント発言を受けました。自分が応募者よりも上の立場だと勘違いしている面接官の典型でした。エージェント経由で応募した面接だったので、エージェントにクレームを入れて速攻で辞退しました。
余計なお世話です
そんな生活させるために親は君を大学に行かせたわけじゃないと思うよ
これは私が20代後半で転職回数がカーストし始めた頃に受けた面接で言われた一言です。
結構グレーな事業をしている会社の代表からの発言でした。私の経歴を伝えると転職回数の多さに触れられ、その直後に出てきた発言です。人の家庭の事情も知らずによくこんなことをいえたものだなぁと、失礼すぎて純粋にびっくりしました。想像力が豊かなんだか乏しいんだか、難しいところです。相手にしても仕方ないので、「そうですね」とだけ返しました。
「従業員の子供は会社が育てるものだと思っている」という発言からも前時代的な姿勢が窺え、ろくでもない会社ということがよくわかりました。従業員は会社の、子供は親の所有物とでも思っていたのでしょうか。某大手飲料メーカーの出身ということを鼻高々に語っていました。名の知れた企業の経歴を背負っている人はさすがおっしゃることが違うと感心させられた面接でした。
寝不足?
こちらはとある上場企業の面接でのこと。何かを言われたわけではないのですが、総務部長を名乗るその人は席に着くなり名乗りもせず気怠そうに椅子の背もたれに寄っかかり、終始ため口で話してきました。
質問されたことに私が回答していると、何回も何回も何回も何回もあくびをしていました。そんなに私の話がつまらなかったですかね?寝不足なのかなんなのか知りませんが、社外の人間に対する態度とは思えませんでした。伝わっているのか伝わっていないのかあいまいな頷きを繰り返すので「すいません、私の言っていることわかりますか?」と思わずこぼしてしまいました。
まとめ:選考段階でろくでもない企業とわかったことに感謝して次に進もう!
こうした面接官の失礼な言動を目の当たりにすると、イライラして後に引きずりますよね。
しかし、面接時にしょうもない企業とわかったことはラッキーなことです。面接を受ける時点では私たちはまだ社外の人間なわけです。社外の人間にこのような失礼な態度を取れる企業の内部事情などたかが知れています。
しょうもない企業のことは相手にする必要はありませんし、いちいち落ち込んでしまっていては時間の無駄です。気持ちを切り替えて次の面接へ臨みましょう。