dodaのスカウトサービスを利用していると、dodaからのメールでこんなメールが届くことがあります。

「興味を持っている」って脈ありってこと?企業の担当者が自分の経歴を見て何かしらのアクションを取ってくれたってことかな…と期待を持たせる通知ですよね。
企業がオファーを送るか検討しているとまで書いてあるので、このメールが来たからには企業担当者の何かしらの意志が介在しているように感じます。
この「興味を持っている」というメールはどれだけ意味のある通知なのか、調べてみました。

dodaにはこのほかにも色々な通知が来るので、それぞれの意味の違いがわかりづらいです。
「興味を持っている」はただの自動送信
通常、転職サイトのスカウト機能には下記の2種類が備わっています。
①自動送信スカウト:自分の登録した経験職種や年齢の情報と企業が希望条件として登録している情報が合致したときに自動で送信される
②手動送信スカウト:企業の採用担当者が自分の登録情報を見てスカウトを送信している
一方、こちらの記事で解説していますが、dodaのスカウトサービスは「オファー」という名称になっており、dodaのオファーは基本的に②の手動送信にあたり、①のような自動送信ではありません。
また、dodaから届く「プレミアムオファー」という特別なオファーは、dodaダイレクトというdodaの求人掲載とはまた別のスカウト専門サービスを利用している企業だけが送ることのできるアプローチになっています。
届いたメールをよくよく見てみると、下記のような文章が記載されています。
株式会社○○が探している条件と、あなたの登録情報が一致しています。企業はオファーを送るか検討しているため、その企業をフォローすると面接確約の「プレミアムオファー」が届く可能性がアップします。
登録情報が一致という文言から、この通知は自動送信であると判断できます。また、フォローした場合に届くオファーは「プレミアムオファー」ということから、このマッチングした企業はdodaダイレクトを利用している企業であると推測できます。
つまり「あなたに興味を持っている企業があります」という通知は、単なる自動送信であるわけですが、普通にdodaに求人を掲出している企業とのマッチングを知らせるものとは異なり、dodaダイレクトを利用している企業との条件一致を知らせるものになります。
「検討している」というのも別に登録者の情報を見て迷っているという話ではなく、スカウト専門サービスを利用している企業側からすれば誰にスカウトを送ろうか迷っている=検討している最中なわけですね。
求人が出てない企業から届くことも
そこの通知が来た企業のページに進むと、求人を掲出している企業もあれば求人がない企業もあります。こうした企業はdodaの普通の求人サービスは使用しておらず、dodaダイレクトのみを使用していると推測できます。
dodaダイレクトのみを使用している企業の求人は普通に求人検索してもヒットしないいわゆる「非公開求人」となっています。
フォローって?
気になった企業をフォローするよう促されているわけですが、このフォローとはつまりどういうことなのでしょうか。
フォローをすると自分の登録情報が企業の目に留まりやすくなります。この場合の企業とはdodaダイレクトを利用している企業です。つまりスカウト担当者にこちらからアプローチできるという機能になります。
ポイントとしては、dodaの通常の求人掲載機能を利用していない「非公開求人」にあたる求人のプレミアムオファーを受け取ることができる可能性があるという点です。
公式サイトによると、dodaのスカウトサービスを利用している企業担当者は300万人を超える登録者の情報を見ることができるそうです。フォローは登録者側のみならず、企業担当者にとっても自社に興味のある登録者を見定めやすいというメリットがあるでしょう。
まとめ:「興味を持っている」は使いようによってはちょっと有益
dodaの興味を持っている企業がありますという通知は、文言とは裏腹に自動送信であることを説明してきました。
しかし、通常の自動送信のイメージとは少し異なることもおわかりいただけたでしょうか。お役にたてましたら幸いです。