転職活動中の皆さん、お疲れ様です!
私が第二新卒として転職活動を行ったのは数年前。その頃は第二新卒なんて言葉はまだ出てきたばかりのころで、一般的にあまりなじみのない言葉でしたが、最近はすっかり定着し、どの企業でも普通に使われるようになりました。
最低限のビジネスマナーが備わっている若い人材としてニーズの高い第二新卒ですが、私が第二新卒で転職活動をしていた時は短期離職への当たりが強い企業もあり、面接で心が折れた経験も何度もあります。
昨今のコンプライアンスを重視する社会で、求職者をないがしろにするような失礼な企業にあたることは少なくなってきたと感じますが、まだまだそのような嫌な気持ちになる面接を経験をすることはありますよね。
このような面接官に当たってしまった人には、「そんな戯言、気にしなくて平気だよ!」とビールを差し出したいです。そんな気持ちを抱きつつ、この記事では私が第二新卒就活時代に実際に経験した悲惨な面接を紹介したいと思います。
ちなみに筆者は27歳の時に受けた零細企業の面接で「親は君にそんな生活させるために大学行かせたわけじゃないと思うよ」と説教されたこともあります。余計なお世話だよクソ野郎。
小さい町工場の面接にて
新卒入社9ヶ月目に、小さい町工場みたいな会社の面接を受けました。社会人になってからまだ面接の経験も少なく、緊張して面接会場に着くと、THE・モノ作りみたいな工場で、代々家族経営みたいな地元密着の会社のようでした。何を作っていた企業だったか忘れましたが…
中途採用にしては珍しく合同面接で、同い年の女性と私の2名でした。高圧的な2代目社長みたいなおじさんと、そのお付きみたいなうなだれた男性の2名による、2vs2の合同面接。そういえば中途採用で合同面接を経験したのは後にも先にもこの面接だけです。
面接開始早々、明らかに女性に対して質問するときの口調や態度と、私に質問するときの口調や態度が異なっていました。あぁ、古いな~と思っていた矢先に私の履歴書を見た2代目社長が一言。
「まだ入社して半年くらいじゃろ?それで会社の何がわかるんだ?」
まだ入社して半年くらいしか経ってないのは書類選考でわかっていたはずなので、わざわざ面接で高圧的に疑問をぶつけてきた点にイラっとしました。だったら書類選考で落とせばいいのに、なんであなたはわざわざ嫌々面接してるんですか?そもそも2代目社長のあんたに社会の何がわかるんだ。今ならそう言い返せますが、若干23歳の私は「えぇ、まぁ」とか弱弱しく返すことしかできませんでした。かわいそうに。
そのあとも「なんでうちなんだ?あぁ、モノづくりに憧れました的なあれか(笑)」とか小馬鹿にした態度で言ってきました。私が答える前に言うならわざわざ聞くなよ。
貴重な休日の時間と交通費を無駄にした日でした。
典型的な圧迫面接
新卒入社1年ほどの時にITコンサルタントの面接を受けました。面接冒頭に自己紹介を促され、テンプレートな自己紹介をすると、やたら自信ありげな面接官から一言。
「高校から比べると大学の偏差値がだいぶ落ちているけど、これは勉強をさぼったということ?」
コンサルタントという職業柄なのか、自分のリサーチ力を見せつけたかったのでしょうか。わざわざ応募者の高校や大学の偏差値を調べて、それを自分の勝手な推測で理由まで考察するなんて、よほど暇なお仕事なのでしょう。
その後も「ITコンサルタントってどんな仕事だと想像してる?」という質問に対する私の答えに対して、「それ憶測で言ってるよね?誰かの話を聞いたりしなかったの?」とか「どんな仕事がしたいのか?」という質問に対する私の答えに対して、「考えが甘すぎる」とか言われたり。
数々の失礼なマウント発言を受けたあげく、「君は面接を受ける段階に至ってない」と言われ面接は終了しました。何様だったんだろう。面接が終わった後は動悸がすごかったです。
自分が応募者よりも上の立場だと勘違いしている面接官の典型でした。エージェント経由で応募した面接だったので、エージェントに速攻クレームを入れました。
突如現れたおじさんに
私が新卒入社してまだ半年経つか経たないか。ほとんど初めての転職面接でした。たしか技術者派遣の会社だったと思います。
一次面接で、採用担当の男性と面接をしていると突如現れた男性。本来は別の予定があったため参加する気はなかったが、急遽時間ができたので一緒に面接したいみたいなことを言われました。
その人は事業部の責任者か何かでやたら偉そうでした。家族のことを色々聞かれたあとに一言。
「君、怒られたことないでしょ?」
ニュアンス的に人に怒られるようなことをしないいい子ちゃんだよね、とかではなく、苦労したことのない甘い奴に見えるみたいな口調で言ってましたね。
そんなことをぶち込みつつよほど人手不足なのか、面接後にちょっと待機していてほしいと言われ数分後に採用担当者が戻ってくるとぜひ採用したいと言われました。え、即日採用?しかも転職エージェントの紹介経由で受けた選考だったのですが、
「転職エージェントには一度不採用で連絡するけど、ハローワークの求人から応募してもらえればすぐに採用できるから」
と明らかに転職エージェントと求人企業の契約に違反する指示をされました。エージェントへ成功報酬を払う気がなかったのでしょう。
もちろん速攻で辞退しました。
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最後に、転職活動をしていると色々な面接官に当たることがあると思います。嫌なことを言われたり、嫌な態度を取られても、そんなことは気にせず、次の会社へ進みましょう。一番もったいないのは、そうしたことで落ち込んでしまい、面接を受ける気力がなくなってしまうことです。
世の中に星の数ほどある会社の、ただの面接官の戯言です。真に受ける必要などありません。あなたに合う会社が必ずあるはずです。